クレジットカードで債務整理が増加?リボ払いの甘い罠

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1.クレジットカードの延滞者は増えている。

大手個人信用調査会社のCICの統計データを読み解くと、2012年3月の3ヶ月以上の延滞件数が313万件(包括個別合算)だったのに対し、2016年3月には484万件に増加しているのがわかります。

自己破産者が減る中で、クレジットカードの延滞件数が増え続けるというのは、キャッシングでの破産者は規制の効果を受け大きく減っているものの、クレジットカードで延滞してしまい、自己破産には及ばない中レベルの債務者が増えているのではないかと推測することが出来ます。

2.リボ払いの増加が起因か

リボ払いとは分割払いが商品の購入金額を分割して支払う事に対し、リボ払いは毎月の返済額上限を5万円と決めていたら毎月5万円が引き落とされ、支払い金額が無くなるまで支払いが続く方式になります。分割払いが『商品を分割して支払う』事に対し、リボ払いは『毎月の利用総額に対して支払額を分割する』といえます。

リボ払いは毎月一定額しか引き落とされない為、家計の残りの管理をするのに便利とされています。テレビCMでも大きくアピールされ、ポイントも多く付く為、利用者が増加しているようです。

3.リボ払いの罠

リボ払いには分割払いには無い罠がいくつか存在します。

①返済期間がイメージできない
例えば、分割払いで120万円の商品を24回払いで買ったとき、返済は2年間で終わるから、月々の支払額は5万円×金利分(15%とすると、58,184円)だなと大体の月々の支払い金額がイメージできると思います。この2年間は月々の支払いが厳しいから、新たに分割で大きな買い物は我慢しようと節約を考えるでしょう。

ところが、リボ払いですと、月々の支払額が5万円で一定ですので、返済も何時おわるか具体的なゴールも特に見えないため、他にも買ってみても大丈夫かなと思えてしまいます。

②返済額に対し、金利支払いの割合が見えない
リボ払いの固定方式にしますと毎月一定額が引き落とされるだけで、元金を幾ら返済したのか、利息がいくらなのか把握しにくいといった問題もあります。

特に、最近のカード会社は『毎月一定の返済』ばかりをアピールして、重要な金利となる『リボルビング手数料』について、わかりやすく説明せずに勧誘をしているところが多くあります。リボルビング手数料も年率15~18%が主流ですので、実質キャッシングで借金をするのとなんら代わりが無い事を自覚しないといけません。

③返済していても元本が殆ど減っていない
毎月一定額を返済すればいいと言うのは逆を言うと、払う金額が少なければ返済と支払い金利は長期化、増加すると言うことになります。例えば120万円の商品を購入、リボリビング手数料を年率18%、月々の支払い金額を25,000円(金利18,000円、元金7,000円返済)として計算すると、返済まで14年4ヶ月、総支払額は約275万円になります。

リボ払いは月々の支払いが一定になって便利とメリットばかりカード会社はアピールしますが、これらの裏事情を見ればマイナスのデメリットの方が大きいでしょう。

4.ショッピング枠に規制が無い事は問題

キャッシング業者に対しては総量規制で年収の3分の1を超える貸付は禁止されています。金融機関は返済負担率というものを審査の内容としてよく使用します。返済負担率とは、月あたりの住宅ローン以外の返済額/年収の12分の1で計算され、この返済負担率が30%を超すと返済が滞り始めるとされています。

年収400万円の人を返済負担率30%で逆算すると、月々の厳しくなる返済額は約10万円となります。400万円のリボリビングをしている人が、月10万円以内で返していくとすると、返済期間は8年と3ヶ月、支払い総額は700万円を超えてしまいます。

ショッピング枠のリボ払いには総量規制が無い為、クレジットカード会社の審査次第で簡単にクレジットカードの与信が与えられ、ショッピングする事が可能な現状は今後規制をしていかないと、貸金業界と同じ道をたどることになるでしょう。

5.ショッピングのしすぎでパンク者が増加

以前ですとキャッシングを複数社から借入、多重債務者になっている人が多く居ましたが、現在ではショッピングでいきなり多重債務に陥ってしまう人が増えている様です。このことが自己破産件数は減っているのに、クレジットカードの支払い延滞者や自己破産者が増加していると言われる原因といえます。

リボ払いも借金と一緒ですので、返済額が金利分位しかないと、永遠に返済は終わることはありません。ですが、現状はリボ払いの危険性を周知せずに利益追求に走っている業者が多く見られます。ショッピングとキャッシングを統一した新たな規制に制度を変更していく必要性があるでしょう。

リボ払いは慎重に

いかがでしたでしょうか。リボ払いの罠を理解していただけましたでしょうか。リボ払いは毎月支払いが一定額で支払いに余裕が生まれるが謳い文句ですが、そもそも借金は月々の支払いを無理してでもなるべく短い期間で返していくのが定石です。カード会社の謳い文句や微々たるポイント付与に騙さないようにしましょう。

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