会社でお金を借りるには!5分でわかる銀行の財務分析

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金融庁マニュアルを理解すれば審査の全てがわかる

あたたが、銀行からお金を借りる際に、申し込みを受けた担当者は、どのような枠組みで案件を眺めるでしょうか?銀行の審査基準というのは、非公開だと思われがちですよね。でも、実はすべての銀行の審査基準のベースとなっているものは、誰でも見れるようになっています。銀行というのは、貸出についてかならず金融庁の検査を受けるわけですが、この金融庁の中小企業貸出の検査マニュアルというのは、金融庁のホームページで公開されているため、誰でも見れるのです。もし、金融関係の用語などが苦手ではない方は、そちらを見ると、実際に銀行の審査部が採用している審査の考え方のほぼ全容を把握することができます。地方銀行や信用金庫などは、金融庁ではなく各地方財務局が検査を担当していますが、当然基準は統一されていますので、同じ考え方が通用します。

融資案件が審査される枠組

金融庁マニュアル自体は専門用語も多く、一般の人にはなかなかポイントがわかりにくいと思われますので、ここでは要点をわかりやすくまとめていきましょう。
ある会社がお金を借りに来たとします。この時銀行が見るポイントは、以下の二点です。

1.企業審査
2.案件審査

1番でひっかかれば、当然2番はありません。金融庁のマニュアルでは、1番が債務者区分と呼ばれるもので、「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」といった区分です。銀行では、「要注意先」以下の貸出先に融資をする場合、貸した瞬間に引当を積まなくてはいけないため、厳しい上司だと、貸すだけで背任行為とか言われます。また、1番の債務者区分に応じて、案件毎に回収可能性に応じて、Ⅰ分類からⅣ分類といった、貸出分類がされ、それぞれの分類に応じた引当率で引当が積まれます。

銀行審査における会社の見られ方

会社が見られるポイントというのは、細かいところを端折ると、意外とシンプルで、以下の三点が見られます。

1.赤字じゃないか
2.債務超過じゃないか
3.借入過多じゃないか

といったところです。
1番と2番は簡単ですね。ただ気をつけなくちゃいけないのは、銀行もいろいろな会社を見てきています。単純に決算書の表面つらを見るだけではなく、実体に引き直そうとします。例えば関係者との売上を消すとか、不動産の価格を時価に引き直すとかです。その点だけ気をつければ基準はシンプルです。
問題は3番、借入過多じゃないか?です。ここは計算の仕方は各銀行微妙に違ったりするとは思いますが、保守的に見るなら、総金融機関借入を、経常利益+減価償却費で割ってみましょう。それが、実質総借入の償還可能年数です。あなたの会社が、借りたお金を何年で返す収益力があるかということです。これが10年以内であれば、基本的に正常先ですが、10年を超える場合は、もしかしたら要注意先として見られているかもしれません。

銀行審査における案件の見られ方

案件の見方はさすがにいろいろなパターンはあるものの、審査のお勉強上は2パターンしかありません。きれいにそのパターンにはまる方が珍しいですが、、、

1.運転資金
2.設備資金

1番の運転資金というのは、会社経営者の皆さんは、社長個人が遊びに使うお金以外はなんでもかんでも運転資金みたいな考え方をしますが、実は銀行が言う運転資金というのは
「運転資金」=「売掛債権」+「在庫」-「仕入債務」
これだけです。
中小企業においては、この範囲を超えるお金は、ほぼ保証協会などの制度にはまっていないと貸してくれないとか、代表者の資産がよっぱどあるとか、強力な言い訳が用意されてないと貸してくれません。
2番の設備資金は、わかりやすいですね。設備を購入するのに必要なお金です。これが、設備投資をした影響によって発生する「利益」で返せる返済年数と金利というのが、適正な組み立てとなります。

お金を借りる際にありがちな意見の食い違いはなぜ起こる?

審査の現場と、会社経営者が、同じ決算書を見ながら必ず感覚が食い違うのは、「税金」に対する対し方に原因があることがほとんどです。銀行は、出来上がった税務署提出用の決算書を見てしか審査ができません。一方で、利益が上がっている会社経営者のほとんどは、いかにして税金を少なくするかということが、経営のメインテーマです。ゼロになるにこしたことはないといった感じです。しかしながら、利益がゼロなら、銀行が審査の際に見る借り入れの償還能力もゼロです。ここが、自分の会社は安定しているはずなのに、銀行は渋いこと借り言うという感想が持たれがちなところです。残念ながらできあがった決算書だけから、いかなる税金対策がなされているかを判断して審査資料に反映させることができる営業担当者は、ほとんど皆無です。実際のところ、銀行も人材不足なので、場合によっては審査担当や、下手すると審査部の審査担当まで、そのへんのスキルを持ち合わせていないということも実際にあります。ここは、銀行の実力不足をなげいてもしょうがないので、会社経営者として、本来上げることができる利益については、面倒がらずに証拠付でレクチャーしましょう。

銀行審査のポイントを理解して上手にお金を借りましょう

どうでしたでしょうか。もう目の前にあるお金を借りる需要に対しては、ぶっちゃけた話審査のポイントを理解したところで、お金が出てくるわけではないのですが、以上のようなポイントを踏まえて、税理士さんなどと話をして決算書を作っていけば、銀行にとって優良取引先として見られることにより、有利な条件で、必要な時に必要な資金が借りられるのではないでしょうか。

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