知られざる自己破産のデメリット

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自己破産の件数は2003年の3.5分の1に減っている

近年の自己破産の件数は2003年をピークに右肩下がりになっています。2003年に25.2万件であった自己破産件数は、2015年には7.1万件まで減少しています。

この要因は諸説ありますが、債務整理が弁護士だけでなく、司法書士にも認められるようになった結果、自己破産に至る水準まで債務を膨らませる前に、任意整理や個人再生を選択する人が増えた結果とされています。

また、2009年から施行された総量規制により、過度な貸付が抑えられた事が一定の効果を挙げているようです。総量規制で年収の3分の1までしか借りることが出来ないはずですから、金利は払えないまでも元金は時間をかければ返せるといった自己破産に至らないケースが増えていると思われます。

任意整理など自己破産以外の道を選ぶ人が増えている

自己破産をしようと思っていた方は自己破産の件数が逓減していると聞いて意外に思われたのではないでしょうか。

グレーゾーン金利が横行していた2003年ごろ迄は大手の貸金業者も不真面目な所が多く、貸出を行う際に生命保険に入る契約をしたり、個人の収入ではなく、親や不動産の資産収入をあてがい過剰な貸付を行っていましたが、現在では悪質業者は淘汰され、支払い不能になる絶対数が減ってきているようです。

債務整理は裁判所への自己破産の破産申立だけでなく、貸金業者との交渉により、返済期間を長くした上で将来利息をカットする任意整理や、裁判所を通した上で債務を減額して払う個人再生で元金を完済する道を選択する人が増えています。

マイホームはや価値のある不動産は処分され、7年間ローンや借金は組めない

自己破産はデメリットなしで債務を無くす事ができるのかと言うと、そうでもありません。まず、当然ですが、不動産などの資産は全て売却されて返済に充てられます。自分や配偶者の思い入れのある家が人手に渡るのはかなり堪えます。特に女性の方が世間体を気にしますので、家を手放したことにより心を煩い働けなくなる等のケースを良く見ます。折角債務が無くなってこれから生活を立て直そうと言う時に、将来の稼げる金額の減少に繋がるようでは本末転倒です。

他にも、株などの金融資産はもとより、解約返戻金が大きい生命保険や自動車も売却の対象となります。高級品のバック等も換金できる場合は売却の対象になるでしょう。手元に残せるものは、生活に困らない程度で売却価値の無いものだけです。
また信用機関に登録される為、7年間はローンやカードの作成は出来なくなります。(これは他の債務整理も同様)

社会的信用が失墜した結果立ち直れなくなる

自己破産を会社に知られず行う事は可能です。ただし、自己破産と言うのは非常に手続きが複雑で、必要書類として退職金額の証明書が必要となることもあります。何に使用するのかを説明せずにもらえる事ほぼありません。

自己破産をする前に、貸金業者から会社に電話もかかってきているでしょうし、周囲や上司もなんとなく察されてしまいます。自己破産したら会社をクビになると言うことは勿論ありません。しかし、自分の収入を越えた借入を行った等は普通の上司の感覚なら、社会的信用の失墜、社会人としては失格のレッテルを貼られる為、その後出世等からは遠ざかるでしょうし、下手をしたら会社に居づらくなるでしょう。

また、何らかの原因で近所に噂が立ち、住みにくくなるような事もあります。昔ほどは正規の業者は執拗な取立て方法を行わなくはなりましたが、それでも会社、隣近所にもれてしまい、社会的信用を失うことはあります。ライフワークや住める場所を失ってしまっては元も子もありません。

借金がなくなったので、安心して新たな借金をしてしまう

よく見受けられるのが、比較的簡単に自己破産ができた事により、また借金を繰り返してしまうケースです。上述のように7年間は信用調査会社に登録される為、新たな借入は正規の業者からは出来ませんが、俗にいう闇金と呼ばれる裏の業者から行う人がいます。もっと言うと、官報に載った事により、闇金はこぞって営業をかけてくるのです。

闇金と呼ばれる業者はそもそも違法の上に成り立っている為、貸金業登録をしておらず、利息制限法や総量規制も無視します。闇金から1度お金を借りたら中々手を切る事は出来ませんし、悪質な嫌がらせもしますので家族や親族にも迷惑がかかり、普通の生活は送れなくなるでしょう。

折角のやり直しの機会をもらったのに、更に悪化してしまうなどの事態に陥ることもあるのです。

自己破産を我慢するべきではない

いかがでしたでしょうか。ここまで読んでいただいた方には自己破産は軽い気持ちでするのでは無いと理解していただいたと思います。私は自己破産を我慢すべきとは思っていません。

返済を新規の借入でまかなっている状態などでは借金を返すことは出来ませんし、早まって闇金に手を出すと取り返しがつかないことになります。自己破産の前に自分の債務を洗いなおして、プロのカウンセリングを受け任意整理で元金を返す方法を模索した方が、長い目で見て間違いなく立ち直れるでしょう。

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