年金保険

個人年金保険と個人年金保険料控除について

個人年金とはどのようなものか

まず、個人年金って一体何?と思われる方も多いと思いますので簡単に説明したいと思います。
公的年金には、サラリーマンなどが加入する「厚生年金」や、自営業者などが加入する「国民年金」があります。これらは公的なものですので、加入する義務があります。

公的年金から年金として受け取ることの出来る金額は、満額の場合でも、とても老後の生活資金として十分ではないのが実情です。

ここで利用価値の高いのが、「個人年金」ということになります。個人年金は、正式には「個人年金保険」といい、個人が任意に積立てる年金のことです。公的年金のみでは足りない部分を補填することが主な目的となっています。

個人年金の中には、大きく分けて確定年金、終身年金、変額年金の3種類があり、最も人気の高いのが「確定年金」です。この年金は、契約時に実際に受け取る年金の額が確定しているのでそのような名前が付いています。

個人年金保険料の控除

個人年金保険料の控除は、所得税法によって認められている制度で、1年間に支払った個人年金保険料の一部を、控除額として所得額から差し引くことができます。

このことにより、所得税と住民税を軽減することができます。例えば、年間80,000円以上の個人年金保険料を支払った場合、所得税では40,000円、住民税では28,000円の税金の控除を受けることができます。ただし、すべての個人年金が保険料控除の対象になるわけではありません。

まず、個人年金に、「個人年金保険料税制適格特約」が付加されている必要があります。この個人年金保険料税制適格特約とは、「一般の生命保険料控除」としてではなく、「個人年金保険料控除」として控除を受けることを目的として付加する特約です。

ですので、この特約がない場合は一般の生命保険料控除となります。一般的には、個人年金保険料控除の対象になる契約は最初からこの特約が無料で付加されていますので別途申し出をしない限りは問題ありません。

個人年金保険料控除を受けるためには

では、実際に個人年金保険料控除を受けるにはどのような要件があるのでしょうか。以下は大まかな要件をまとめたものです。

-年金の受取人が保険料の払い込みをする契約者またはその配偶者であること。
契約者が夫で年金の受取人が妻の場合などです。
-保険料の払い込み期間が10年以上あること。

たとえば、60歳満期の商品に55歳で契約をする場合は、払い込み期間は5年間しかありませんので、保険料控除の対象とはなりません。

このように、保険料の控除を受けようとする場合には、要件を事前に把握しておくことが必要です。
また、保険料の支払いを一時払いとしている場合も控除の対象とはなりませんのであわせて注意が必要です。ポイントは、保険料を実際に払い込んでいる「期間」が10年以上あることです。

個人年金保険料控除の申告

個人年金保険料控除を受けるためには申告が必要です。そして、会社員と自営業の人では申告の方法が違います。
会社員の場合は、保険会社から送られてきた控除証明書を、勤務先から渡される「給与所得者の保険料控除等申告書」に添付して勤務先に提出します。その後は勤務先が年末調整の手続きをしてくれますので、これと同時に控除の申告も行われることになります。

一方、会社員であっても期日までに勤務先へ控除証明書を提出することが出来なかった場合や、自営業者の方などは、翌年春に確定申告を行うことで控除を受けることが出来ます。

一般的に、控除証明書10月ごろ各社から本人宛に郵送されてきますが、確定申告までは一ヶ月以上の間隔があいてしまうため、中にはこの控除証明書を紛失してしまう人も多いです。

万が一紛失してしまった場合は、保険会社のコールセンターへ電話するなどして、再発行を行いましょう。

どのほど税負担を軽減することができるのか

では、実際にどれほど税負担を軽減することが出来るのでしょうか。あくまでの支払う保険料や自身の所得によって変わってきますが、所得税については、年間8万円以上の保険料を支払った場合は、所得税率が5%であれば2,000円、10%であれば4,000円が実際の所得税額から差し引かれます。

ですので、所得税については、所得の多い人ほど税負担の軽減効果が高いことになります。

住民税については、年間5万6,000円以上の保険料を支払った場合、2万8,000円を所得から差し引くことが出来ます。
住民税の税率は一律で10%とされていますので、最大で2,800円を住民税額から差し引くことが出来ます。

上記の場合、最大で所得税分の4,000円と住民税分の2,800円、合計で6,800円を年間で節減することができます。この金額を多いと見るか、少ないと見るかは個人の判断にお任せしますが、何もしなければ0円です。

申告には控除証明書という書類を提出するだけですので、忘れずに申告することをお勧めします。

個人年金保険と控除について・まとめ

個人年金保険料は要件を満たしていれば保険料の控除を受けることが出来る。
保険料控除の申告は、会社員であれば年末調整時に保険会社から事前に送付されてきている保険料払い込みの証明書を提出することで申告することが出来る。個人事業主などは、翌年の確定申告で控除の申告をすることが出来る。

老後の生活資金のために知っておこう!個人年金とその保険料について

個人年金の概要

個人年金は、公的年金のみでは老後の生活資金に不足が生じる場合がほとんどですので、貯金や資産が十分でない人は、公的年金とは別に、この個人年金を毎月積み立てていくことで、公的年金の不足分をまかなうことが出来ます。
個人年金の中には、「確定年金」、「終身年金」、「変額年金」と呼ばれる3種類の年金があります。

一般的なものとしては、「確定年金」が挙げられます。これは受け取る年金の額が確定しているため曽於のような名称が付いています。

「終身年金」は、契約者が生きている間に限り、年金を受け取ることが出来るタイプで、多くの商品には最低保証期間というものが設定されています。

「変額年金」は、契約者が月々支払う保険料を、その保険会社が株式や債券などを中心として資産運用を行い、運用実績によって受け取る年金の額や解約返戻金が変動するものです。

確定年金の保険料、メリット、デメリット

契約時年齢:20歳、年金開始年齢:60歳、年金月額:10万円、10年の確定年金の場合
返戻率の高い(127.0%)確定年金の保険料はおよそ2万円(月額)です。払い込み保険料の総額は960万円ですが、それ以上の年金額を受け取ることが出来ます。

確定年金のメリットは、契約時に、実際に受け取る年金の総額が確定していること、リスクを負うことなく安心して年金を積み立てることが出来ること、契約内容によっては個人年金保険料控除の対象となり、所得控除を受けることが出来ることなどが挙げられます。

デメリットは、契約時に設定した期間のみ年金を受け取ることが出来る商品ですので、その期間を超えてしまうと公的年金のみに頼らざるを得なくなってしまう点です。

終身年金の保険料、メリット、デメリット

契約時年齢:20歳、年金開始年齢:65歳、年金月額:10万円を一生涯受け取る場合
国民年金基金での試算によると、月額の保険料は3万2,000円です。確定年金よりも保険料はおよそ1.5倍となりました。かなり長生きをする健康に自信のある人にとっては、65歳以降は一生涯月に10万円の年金が公的年金にプラスして受け取ることが出来ますので価値があるかもしれません。

終身年金のメリットは、なんといっても「一生涯年金を受け取ることができる」ことです。長生きをすればするほど得をすることになります。

デメリットは、確定年金よりも保険料が割高であることや、万が一早い段階で亡くなってしまった場合は実際に支払った保険料よりも受け取る年金額のほうが少なくなってしまう可能性があることです。

変額年金のメリット、デメリット

契約時年齢:40歳、年金開始年齢:60歳、年金月額:8万円、10年の確定年金の場合
ソニー生命の変額年金の試算では、月額の保険料は2万7,680円です。運用実績によっては確定年金額にプラスして変額年金分を受け取ることが可能ですが、確定年金と比較すると割高です。

変額年金のメリットは、資産運用に精通していて、過去の資産運用実績に対する評価の高い、信頼できる会社であれば、実際の運用実績次第で、プラスアルファの年金を受け取ることが出来る可能性があることでしょう。また、インフレにも柔軟に対応することが可能な点もメリットといえます。

デメリットは、なんといっても運用リスクがあることです。実際に支払った保険料よりも受け取ることが出来る年金の額のほうが低くなってしまっては、何のために毎月積み立ててきたのかわかりません。ですので、変額年金を選ぶ際には、その会社の資産運用実績を精査することが重要です。

おすすめの個人年金

どの個人年金を選ぶかはあくまでも個人の好みに大きく左右されます。ですが、老後の資金をためることが最も重要なことですので、将来的に目減りのする可能性のある商品は避けるのが無難かもしれません。
終身年金も利点はありますが、保険料がかなり割高となること、人間はいつ死を迎えるか分からないことなどを考えると、確定年金のほうが無難かもしれません。
以下は確定年金の中で返戻率の高いおすすめ商品の詳細です。

保険会社:住友生命、年金の種類:10年確定年金、返戻率:127.0%
契約者:20歳男性、年金支払い開始年齢:60歳、保険料月額:20,000円
総払い込み保険料額:960万円、年金額:1,219,600円

保険会社:明治安田生命、年金の種類:10年確定年金、返戻率:124.3%
契約者:20歳男性、年金支払い開始年齢:60歳、保険料月額:20,000円
総払い込み保険料額:960万円、年金額:1,193,000円

個人年金とその保険料・まとめ

個人年金は公的年金のみではまかなうことの出来ない老後の生活資金を蓄えることを目的としている。
個人年金には大きく分けて「確定年金」、「終身年金」、「変額年金」の3種類があり、それぞれにメリットとデメリットがある。
保険料金は確定年金<終身年金<変額年金の順で高くなっている。

個人年金の種類が多すぎて選べないという人に、おすすめの個人年金保険とは。

個人年金の種類にはどのようなものがあるか

個人年金には大きく分けて、「確定年金」、「終身年金」、「変額年金」の3種類があります。
まず、個人年金の代表とされるのが「確定年金」です。特徴としては、その名の通りはじめから年金額が確定しているという点です。人気があるのは10年の確定年金です。

そして「終身年金」は、契約者が生きている間は年金を受け取ることが出来るという点が特徴となっています。多くの商品には最低保証期間が設定されています。

また、「変額年金」の特徴としては、株式や債券などを中心に資産運用を行い、その運用実績次第で年金や解約返戻金などが増減するという点が挙げられます。これはしっかりと資産運用の出来る会社を選ばないと契約者自身が損をすることになります。

確定年金のメリットとデメリット

確定年金のメリットとしては、受け取ることが出来る年金の総額が「確定」しているのでリスクを負うことなく年金の積み立てが出来ることや契約の内容によっては個人年金保険料控除によって所得控除を受けることが出来ることが挙げられます。

一方、デメリットとしては、あくまでも「確定」年金であることから、当初設定した期間だけしか年金を受け取ることが出来ないことや年金期間を超える長生きとなった場合には確定期間以降の年金は支払われませんので、長生きのリスクには対応していないことが挙げられます。

個人年金は公的年金の補助的な役割を担う場合が多いと思いますので、メッリトとデメリットを踏まえて、自分にあった年金を見つけることが大切です。

終身年金のメリットとデメリット

終身年金のメリットとしては、なんといっても「生きている間は一生年金が受け取れる」ことです。
デメリットとしては、年金の受け取りが開始されても、早い段階で亡くなってしまう場合などでは、払い込んでいる年金保険料の総額よりも実際に受け取った年金の総額が少なくなってしまう場合もあります。

また、同じ年金額を受け取る場合は、終身年金のほうが確定年金よりも保険料が割高となります。これに加え、終身年金には最低保証金額が設定されている商品が多く、この場合も月々の保険料が高くなる場合があります。

確定年金と比較すると割高な年金保険料となる場合が多い終身年金ですが、今の時代は医療も発達しており、寿命も延びていますので、「生きている間は一生年金が受け取れる」というのは大きな魅力ではあります。

変額年金のメリットとデメリット

変額年金のメリットとしては、運用実績次第では年金額が増える可能性があることと、インフレにも対応が可能なことが挙げられます。

また、当然のことながら会社が資産運用に大成功を収めた場合には、支払った年金保険料の総額よりも多くの年金を受け取ることが出来る可能性があります。若干賭けの要素が含まれるかもしれませんが、きちんとした会社で資産運用を任せると信じられるのであれば変額年金も選択肢としてありかもしれません。

デメリットトしては、運用リスクがあること、将来受け取る年金額が変動する可能性があることが挙げられます。変額年金を選ぶ際は、株式や債券の運用実績やその会社自体の売り上げ、きちんと資産運用を行える会社なのかを見極めることが重要です。

万が一年金保険料を預けた会社が資産運用に失敗した場合、実際に保険料を支払った総額よりも少ない年金しか受け取れないことになってしまいます。

おすすめの個人年金はこれだ

個人年金はあくまでも年金資金をためることが目的ですので返戻率がとても重要な要素となります。ここでは、返戻率の高い商品を参考までにご紹介します。

「住友生命 たのしみワンダフル」
特徴:年金の受け取りの開始を遅くして据え置き期間を設けることで年金額を増額することが可能。
年金の種類:10年確定年金
契約者:20歳男性
年金支払い開始年齢:60歳
保険料月額:20,000円
総払い込み保険料額:960万円
年金額:1,219,600円
返戻率:127.0%

「明治安田生命 年金かけはし」
特長:配当があると年金額が増額となる可能性がある。年金の受け取りの開始を遅くして据え置き期間を設けることで年金額を増額することが可能。
年金の種類:10年確定年金
契約者:20歳男性
年金支払い開始年齢:60歳
保険料月額:20,000円
総払い込み保険料額:960万円
年金額:1,193,000円
返戻率:124.3%

「太陽生命 個人年金保険」
特長:死亡保障や医療保障など、他の保険と組み合わせて独自の保険をつくることができる。
年金の種類:10年確定年金
契約者:20歳男性
年金支払い開始年齢:60歳
保険料月額:10,398円
総払い込み保険料額:449万1,040円
年金額:60万円
返戻率:120.2%

個人年金の種類とおすすめ・まとめ

個人年金には「確定年金」、「終身年金」、「変額年金」があります。確定年金はリスクが少なく、確実に受け取ることが出来るところが特徴です。終身年金は生きている間は一生涯年金を受け取り続けることが出来ます。変額年金は資産の運用実績次第で受け取ることが出来る年金額が増減する場合があるので注意が必要です。

老後を安定させたい人におすすめの個人年金

老後の生活が心配、といった人は少なくありません。特に公的年金の不安が取り沙汰されている昨今ですから、それも無理のないことでしょう。そんな老後に備えておきたい人に知っておいてもらいたいのが個人年金です。個人年金に加入すればより老後の不安を少なくしていくことができ、余裕のある暮らしができるようになります。そんな個人年金について解説するとともに、おすすめの個人年金保険商品についても紹介していきましょう。

 まず個人年金保険とは何かについて解説していきましょう。個人年金保険は基本的に定期預金と本質は同じであり、一定期間お金を預けて有利な利子でお金を返してもらう仕組みになっています。とはいえ、個人年金保険は受け取り開始が60歳からであったり、解約がしづらいといったように制限はあることが特徴です。その分、個人年金は利子が高くなっており、定期預金よりも有利な返戻率でお金を返してもらえます。

 個人年金保険の種類についても知っておきましょう。年金保険には大きく分けて確定年金と終身年金があります。確定年金は支払い期間が10年などのように決まっていて、年金受取額も定まっているタイプの個人年金保険です。その一方で終身年金保険は在命中は死ぬまで年金を貰えるタイプの個人年金保険になっています。

この違いは大きく、終身年金保険タイプの個人年金保険はそれだけ年金保険料も高くなっています。また、運用によって大きく年金額が変わるタイプの変額年金といったものもあります。最近では外貨建て年金も増えている事も知っておきましょう。外貨建て年金はその名の通り外貨建てで積み立てる個人年金保険であり、日本の通貨が下落しても貰える年金額は変わらないといった利点があります。

 そんな個人年金保険は10年確定年金が多いことも特徴です。

10年確定年金とは年金受け取り期間が10年となっているもので、ほとんどの個人年金がこれに当てはまります。その理由は日本では年金受け取り期間が10年以上だと個人年金保険料控除の対象となるからです。また、年金受け取り開始年齢は60歳からが一番多いのも特徴でしょう。

 このような個人年金保険には良い面と悪い面があります。良い面の一つが個人年金保険料控除で所得控除を受けられることです。また、定期預金や普通預金よりも利子が高いこともポイントでしょう。とはいえ、インフレが急激に進行した場合には個人年金保険もダメージを受けてしまうことがあり、気をつけておきたいものです。また、保険会社が破綻した場合には個人年金保険額も大きく減らされるリスクも有ります。

 そんな個人年金でおすすめしておきたいのが明治安田生命の「年金かけはし」です。この個人年金は返戻率が大変高いことが特徴になっています。返戻率は20代のうちに始めればなんと120%を超えることもあり、それだけお得な個人年金保険になっています。この個人年金保険は契約可能年数に制限がほとんどありませんから、10代のうちから始めることすらできてしまうのも魅力的なところでしょう。年金開始年齢は60歳からで、払込期間中に死亡した場合には死亡給付金もついてきます。

また、年払いもできるので、ボーナス払いしたいといった場合にも良い個人年金保険になっています。また、この年金かけはしとよく似た年金ひとすじという個人年金保険商品もあります。ひとすじは返戻率がかけはしよりも下がり、あまりおすすめできません。とはいえ、払込免除などもできることがメリットでしょう。

 他にも、アフラックの個人年金保険も魅力的です。アフラックの個人年金保険の返戻率は20代加入では110%程度とさほど高くなりませんが、受け取り開始年齢を遅らせることで返戻率は高めていけます。

また、配当があることがこの個人年金の特徴で、配当によっては返戻率が大きく高まる可能性があることも魅力的です。他にも月払い、半年払い、年払いができ、色々なオプションがあるところも良いところです。このように使いやすい個人年金保険ですが、こういった外国の保険会社を選んでおくことは他のメリットも有ります。

例えば海外に移住した際にも手続きがしやすいといったこともその一つです。また、日本の個人年金保険とアフラックの個人年金の両方に加入しておけば、より安定した個人年金が期待できるところもポイントでしょう。返戻率は低くても良いから、なるべく安定した個人年金が利用したいといった人にはおすすめです。

 このように幾つか個人年金保険を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。紹介した他にも色々な個人年金保険がありますが、色々な個人年金の資料請求をしてみて自分にあったものを選んでいく事が大事でしょう。また、個人年金は数十年単位で加入するものですから、加入中に解約したくなることもあるでしょう。そんな時に備えて解約しても不利にならない個人年金保険を選んでおくというのもおすすめしておきたいことです。

年金保険には種類がある?特徴を比較してみた!

年金保険ってなに?

年金というのは働いている時から一定金額を将来に備えて積み立てておくことで、老後に積み立てた分のお金を支給してもらうことが出来るという制度になります。
このような年金の代表例には公的年金があります。国民年金・厚生年金といった国民皆が加入している保険のことを公的年金といいます。
しかし、現在ではこの公的年金の金額だけでは老後の備えとしては不十分ということで保険会社などを通じて、保険という形で年金を積み立てる人が増えています。将来受け取る年金を保険料という形で積み立てておき、その積み立てた保険料から年金を支給してもらうという仕組みを年金保険と呼んでいます。このような年金保険については個人で準備する年金という意味で個人年金とも呼ばれています。

生きている限り一生もらえる「終身保険」

さて、このような保険会社で保険料として定期的に積み立てておくことで老後に年金を受け取ることが出来るという年金保険の仕組みですが、年金保険に関しては大きく分けて3つの種類があります。
まず1つ目は「終身保険」と呼ばれるものです。この終身保険はその「終身」という言葉が示すように、文字通り一生にわたって年金をもらい続けることが出来るという特徴がある年金保険になります。
つまり、65歳から支給が開始される場合、被保険者が70歳で死亡した場合には5年間しか年金を受け取ることが出来ません。逆に90歳まで生存していた場合には25年分の年金を受け取ることが可能になります。このように長く生きれば生きるほどもらえる年金の金額が増えていくというのが「終身保険」の特徴になります。

決められた期間だけ年金が支給される「確定年金」

次に説明する年金保険の形は「確定年金」です。この確定年金はその「確定」という言葉が示すように、自分が支払った分の保険料は必ず年金として支給してもらうことが出来ると確定している年金保険になります。
この確定年金に関しては支給される期間が5年、10年、15年といった形でしっかりと決められています。仮に被保険者が年金を支給してもらえる年齢になってすぐ死亡してしまったとしても、この決められた5年、10年、15年といった期間に関してはその遺族が代わりに年金を受け取ることが出来ます。
なお、10年間の確定年金から個人保険料控除という税金上の優遇措置を受けることが可能になるので、5年の個人年金の申し込みは少なくなっています。したがって、基本的には10年間以上を申し込むことになると考えておくとよいでしょう。

イメージは「確定年金-遺族年金」の「有期年金」

最後に説明するのが「有期年金」です。有期年金というのは確定年金と同じように5年、10年、15年といった決まった期間の間年金が支給されるというものになっています。この間被保険者が生き続けていれば、確定年金との違いがありません。
しかし、この年金支給期間中に被保険者が死亡してしまった場合に違いが出てきます。年金支給期間中に被保険者が死亡した場合に、有期年金では年金の支給がストップしてしまいます。遺族への年金支給はありません。これが有期年金と確定年金の大きな違いになります。
遺族に遺族年金を残す必要がない場合にはこの「有期年金」も選択肢に挙がってきます。また後述しますが、他の年金支給方法と比較すると保険料が安いというのもこの有期年金の魅力になります。

3つの年金支給方法を比較

さて、上記では3つの年金支給方法について説明してきました。ここではそれらの年金支給方法について比較して説明してみたいと思います。
まず、「払った分の年金を受け取りたい、絶対に元本割れを起こしたくない」という場合に選ぶべき年金は確定年金になります。この確定年金は3つの年金支給方法を比較した場合、唯一払った分の金額は基本的に返ってくるという仕組みを持っている年金支給方法になります。この確定年金に関しては被保険者が死亡しても決まった期間は必ず支給されるというものになります。
次に3つの年金支給方法を保険料という形で比較して見ていくと、一番保険料が安いのが有期年金となっています。そして、その次が確定年金、最も保険料が高いのが終身年金になります。元本割れするか、払った分しかもらえないという一番不利な条件の有期年金はその分安い保険料になっています。また、確定年金は払った分はしっかりもらえますが、得をすることはないため、保険料は中くらい、そして終身年金に関してはその被保険者の寿命によっては払った保険料と比較して得をする可能性が出てくるので、保険料は高めに設定されています。

年金保険を比較してのまとめ

上記で比較したように年金保険には3つの受取方法があり、それぞれに特徴があります。自分の老後のビジョンに応じて、3つのメリット・デメリットを比較して自分に合った年金保険に加入するようにしましょう。