ミドルリスク・ミドルリターンで資産運用<保険>

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保険商品の基本

資産運用の話の前に、まずは基本部分についておさらいしておきます。本来生命保険の基本原則は「将来のリスクに備える」というものです。
本来の保険商品は「リスクに対し、不足分を補うもの」であるため「得するためにやる」ものではないということを大前提として理解しておく必要があります。
ただし、金額の設定方法やご自身の希望する内容によっては、「得するためにやる」ことも可能です。(詳細は後述)
次に、保険商品は以下の三種類の基本型で構成されています。
① 定期保険(一般に掛け捨てと言われる保険、死亡等又は払込期間が終了と同時に消滅)
② 養老保険(死亡等の保険金額と満期保険金額が同額の保険、死亡等又は払込期間が終了と同時に消滅)
③ 終身保険(払込期間が終わっても、生涯保障される保険、死亡等又は契約解除により消滅)
各社の保険商品は、上記の基本型に様々な特約や特則(いわゆるオプション)を付けたり、①~③を組み合わせる事で、商品として販売しています。次に上記3つから、貯蓄に向いているかを分けていきます。
① 定期保険:×(解約時に戻る金額が無いか、ごくわずか)
② 養老保険:○(払込金額に対し95~100%を超える金額)
③ 終身保険:△(払込終了から期間を長く置けば置くほど戻る率が上がる。払込金額に対し約85~130%以上)
上記から、貯蓄向きなのは「養老保険」か「終身保険」のいずれかになるという事がわかります。中には「どっちも入っているから、貯蓄ができている」と思われる方もいらっしゃると思います。
ただし、こんな落とし穴もあります。

資産運用としての生命保険の落とし穴

先述の様に、資産運用で保険を活用したい場合「定期保険」はNGとなります。
しかし、実際には日本国内の過去、様々な会社で販売されていたものの一例として以下のようなものがあります。
① 定期保険+養老保険
② 定期保険+終身保険
いわゆる「定期保険付き終身保険」「定期保険付き養老保険」と呼ばれている生命保険です。
資産運用上、何が問題なのでしょうか?例として、以下の条件で考えてみます。
例)30歳~60歳の30年で500万円貯めたい
上記の例の場合、皆様はどの様に考えますか?
非常に単純で「60歳になったら500万円の満期保険金を貰える様にする」これだけです。
しかし上記4つの場合は、更に「定期保険」が付いています。当然、無料ではないので「養老保険の掛け金に定期保険の掛け金」を上乗せして払うことになります。
極端な例で言えば以下の通りです。
【養老保険単体の場合】
掛け金:490万円
満期保険金:500万円
【定期保険付き養老保険の場合】
掛け金:800万円
満期保険金:500万円
将来のリスクに対する保障という意味では決して悪いものとは言いませんが、資産運用として見た場合にはマイナスになるため最悪なケースです。
生命保険の保障額には必ず根拠が必要になります。根拠のないお金は使わないようにしましょう。

円以外の資産運用ができる生命保険

日本国内の中でも、特に外資系生命保険会社で多いのが「外貨を扱った生命保険」です。
通常は「保険金:円、掛け金:円」で行うものを「保険金:外貨、掛け金:外貨」で行うものを指します。
当然、日本において普段から外貨を持って歩くという方は少ないので「為替相場に応じて外貨を円に代えて」支払いを行っていきます。
ただ、外貨と聞くと「損をする」「怖い」という言葉が多くあります。当然メリットとデメリットがあるのでまとめてみます。

【外貨保険のメリット】

① 円以上の高利率による運用
資産運用において、この高利率というのは非常に魅力的です。特に生命保険の場合、掛け金に加え、運用による収益などによって利息を加える「予定利率」というものがあります。大抵は銀行預金で10年置いておくよりも遥かに高い利率で運用をしてくれます。円では0.0数%/年ですが、アメリカドルなどの外貨の場合には1%/年超えとなるものが多くあります。
しかも、複利で運用されるため増え方が単利に比べ非常に早くしかも増え幅も大きいことが特徴です。
② インフレーション対策に有効
インフレーションとは「貨幣価値<物価価値」という状況を指します。簡単に言えば、現在100円で買えるジュースが150円になったという状況です。現在の円の金利の場合、貨幣価値はどんどん下がっていると言われています。
具体的には以下の例の通りです。

例)現在の銀行金利:1%/年、物価上昇率:2%/年
100万円を預金した場合、1年後は101万円の預金
100万円の商品の場合、1年後は102万円で販売

上記の例の場合、1年後には1万円の差が発生します。つまり、毎年毎年1万円分余計に消費していくという計算です。実際の預金金利は更に低いので、実質数万~数十万単位の損をしている計算になります。つまり、円を円のままで持つにはリスクが高すぎるという状況です。
では外貨の場合はどうでしょうか?
外貨におけるインフレ状態とは「円<ドル」という価値基準になります。とはいえ、為替って何だかよくわかないという方も多いと思いますので、ここでは100ドルのコーヒー豆を例にするとわかりやすいかもしれません。

例)100ドルのコーヒー豆を1ドル=100円で購入する
【1ドル=80円】8千円(円高) ⇔ 【1ドル=100円】1万円 ⇔ 【1ドル=120円】1万2千円(円安)

上記の例の場合には、1ドル=80円であれば、円の価値が2千円上がったのに対し、1ドル120円になった場合、円の価値が2千円下がったと言えます。購入するのであれば、円高が良いです。
しかし、売却の場合は1ドル=80円では2千円損したことになり、1ドル=120円では2千円得したことになります。つまり売却時は円安の方が良いという事がわかります。

【外貨保険のデメリット】

① 為替変動によって受け取れる金額が異なる
為替は日々その金額が上下します。特に各国の情勢に大きく左右されるため、全く関係ない国の出来事であったとしても何らかの影響を受けてしまいます。その為、将来受け取れる金額が予測できません。
また、加入時は円安だったが払込期間が満了した時点で円高になった場合、払い込んだ金額よりも少ない金額となる可能性がある為、結果的に損をするという事も考えられます。
② 払込にも受取にも手数料が発生する
これは外貨預金同様にTTSとTTBという手数料が発生します。大抵は保険会社で手数料込みの金額で提示される事が多いので、必要以上に気にするものではありませんが、満期保険金額や返戻金を外貨で受け取った場合にはご自身で両替をする為に手数料が発生しますので注意が必要です。
どの外貨預金でも言われることですが、全額を外貨に入れず半分ないし1/3程度を外貨に、残りは円で持つようにすると、円高円安のリスクに対応ができる様になるためおススメです。

まとめ

保険で資産運用を行う場合には、以下のもので検討をするとより良いでしょう。
① 預金や用途が定まっていない貯金がある
② 養老保険(個人年金含む)又は終身保険がある
③ 外貨建ての商品がある
④ 目的は短期(10年未満)よりも長期(10年以上)の資産運用である
上記を踏まえた効率的な方法としては、①一括で外貨保険に入金し、以後10年以上は置いたままにしておくと、②月払い等よりも為替変動のリスクが抑えられ、また利息によって増えた分によって全体のリスクが最小限に抑えられます。
税金面でも他の金融商品に比べ、保険商品は優遇されている面もある為節税にもなる場合があります。

生命保険の資産運用は長い目で

短期の資産運用目的であった場合、残念ながら生命保険商品は性質上おススメできません。
ただ、他の金融商品に比べミドルリスク(大きなリスクは無いが、細かい部分でリスクがある)でミドルリターン(大きなリターンは無いが、元手よりもそこそこ増え、付帯する恩恵がある)という点では有効な資産運用です。
特に近年では20代30代の方の低年収、低貯金化が進んでいる事から保険加入者も独身の方中心にまだまだ多くいる状況です。また超高齢化社会状態に伴い、年金も将来は少なくなるといわれ、不安な方も多いと思われます。
少しでも資産運用を検討しているけど、将来の貯金も検討している方には、これを機に、一度生命保険で資産運用も検討してみてはいかがでしょうか。

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