シカゴ日経平均先物に学ぶ投資術

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みなさんの悩みは目標値

投資家にとってスタート時点がエントリーとすれば、そのエントリーはその投資家の自由というのが投資の基本になりますし、またゴール、つまり目標値も自由です。この設定が上手くいかないと考える投資家さんはたくさんいらっしゃると思います。なぜなら、人間は目標を定めると頑張れる性質のいきものになりますので、設定値段をゴールとすれば、またそうなるという確信があれば目標値まで頑張ることができると思います。しかし、現実のマーケットの世界では、そのゴールに到達するまでに様々な障害があるので、本当に自分の設定したゴールは正しいのか、という煩悩によってその目標値に対して懐疑心を抱く結果、訳のわからない損切りや利食いをするということに思い当たる投資家はほとんどでしょう。今回はシカゴ日経平均先物を利用した目標値の設定を考えていきたいと思います。

経済学の「一物一価」制度

経済学には、同じ商品、品質も量も同じという意味、では世界のどこの地域にいっても同じ価格に収斂をするという法則、というよりも制度が存在します。よく例に出されるのがゴールドになるのですが、ニューヨーク市場でゴールドが4000円して東京で5000円しているとします。その場合、確実に儲ける方法というのは、ニューヨークでゴールドを買って、東京で売却すればその1000円の鞘は抜くことができます。つまり「確実」に同じ値段になるのであれば、先物取引を利用して東京を売り、ニューヨーク市場で買って同じ値段になったところで手仕舞いすれば利益は出ますよね。現物の取引でも同じことで投資家は東京で買って、ニューヨークで売るというわざわざ損をする行為をする人はよほどの事情がない限りそんなことをする人はいません。つまり、そういうNY買い、東京売りはほとんどの投資家はこういった行為をするので同じ値段に収斂をするのは必然です。

つまり、同じ物を扱っている日経平均先物であればシカゴも東京も同じになるし、シンガポールも同じ価格になるのです。それを利用した投資方法というものがあるのです。

この取引を日本語では裁定取引、英語ではアービトラージという!

この取引の歴史は古く、日本では明治時代から存在をすると思います。明治、大正時代というのは日本の商品相場全盛期であって日本全国に商品取引所が存在をしました。つまり取引所間では同じ商品を扱っているケースが非常に多くその鞘を抜くことも可能だったのです。アメリカでは1970年代ころからこの取引が一般に普及し始めました。ですから考えようによっては誰でも思いつく取引なのです。主婦が1円でも安い商品を求めスーパーを巡るのと一緒と考えればいいのです。同じ商品を1円でも安く手に入れるためにいろいろなスーパーを廻るのと一緒のことです。つまり、この裁定取引やアービトラージは誰でもできるだけ安い商品を購入したいという欲求を満たすのと一緒のことで、そこに空売りが加わるだけの話なのです。

シカゴと東京の裁定に取り組む

シカゴと東京には同じ日経平均の先物が上場されています。すなわち、東京とシカゴの値段差が開いたときに高い方を売り、安い方を買うという裁定取引を仕込み、同じ値段になったら決済をするということを繰り返せば、ノーリスクで儲けることができます。なぜなら、経済学の一物一価制度で同じ質量を持つ商品であれば世界のどこの地域にいっても同じ価格になるのですから。

しかし、現実にそれほど大きな値段差は存在しませんので高速に取引を行うことによって利益を出す形態を昨今では超高速取引、HFTと呼ばれています。ノーリスクの取引になりますので、誰もがやりたがる取引ですからこの分野での開発競争は現在ではマイクロ秒単位と言われています。それによって人より有利なポジションを構築することに専念をしているのです。

米国預託証券の存在

日本の会社でも大きい会社や資本が大量に必要とする会社はアメリカでも上場をしています。こういった会社群は米国預託証券、ADRといいアメリカでも資本の募集をしているのです。これにも当然、経済学の一物一価制度が適用されます。当然ですよね、上場している株式が違う会社ならまだしも同じ会社に2つの値段がつくことはありえないからです。つまり日本で上場しようが、アメリカで上場しようがその値段は一緒になるのです。

先物のインデックスは全世界のトレーダーがみていますので、一瞬で値段が収斂する傾向にありますが個別株までみている投資家はそれほど多くはありません。ですから値段差は大きくなる傾向があります。

これを利用して取引する

シカゴと東京の鞘やニューヨーク、ナスダックと東京の鞘を利用して裁定取引を仕掛ければいいのです。つまり値段が高騰したときに先物や個別株を売り、暴落したときにその先物や個別株を買うのです。そして、値段が一緒になったときにそれらを全部手じまいすればノーリスクの取引が成立することになります。今回は、目標値の設定をマーケットに決めてもらうことをテーマに話ましたのでエントリーの話はしていませんが、売りと買いを両方仕込んだ時点で決済すべき値段はすでに決まっているわけです。この一物一価制度を利用することによっていくらでもノーリスクの取引ができるのです。しかし、エントリーに関してはその利用方法をもっと考えることがあることを考慮しなければいけません。先物を利用したほうが値段は収斂しやすいのですが、個別株と先物の組み合わせでも先物におけるその株の理論値を決定した場合もこの取引は可能になるのです。皆さんもデータを駆使してこの取引を使ってみませんか?

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