最悪のタイミングで株に手を出してしまった体験談

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株を始めたきっかけはライブドアが大人気だったから

私が株に手を出したきっかけは2000年台前半のITバブルの時代だった。
当時、IT業界は大いに盛り上がりベンチャー企業が立ち上がった。
やれIT革命だの、後々色んな意味で世間を賑わせるホリ○モンの登場なども相まって株式を始めとする、投資市場が大きく賑わった。

この時の盛り上がり方は今でも覚えている。
テレビをつければIT業界が盛り上がっている事を報じないテレビは無かったし、投資のハウツー本が書店の入り口などで平積みされるなど投資に関する本もワンサカ出ていた。
ちなみにこの時期には、とある少年漫画誌で株式投資のやり方まで掲載していた事もあったんだ。
当時の盛り上がりの度合いが知れようと言えるな。

日本全国がお祭り騒ぎだったから、投資を始めないと損をするという雰囲気だった。
事実私自身この時の熱に浮かされて、実際にネット経由で証券会社に口座を開設したクチだったからね。

株式投資を始めてみたのは良いけれど…

株式の口座やネット銀行の口座開設など必要な下準備は全て整った。
さあここから私も株式市場で一山あてて、億万長者の仲間入りだ!
そう鼻息荒く株式市場に乗り込んでみたが…初っ端に大きな二つの壁にぶつかった。

一つ目は何の株を買ったら良いのか分からない。
株式に限らず投資というのは、これから伸びると予測して安い時に投資して、高値がついた時に売り払い、利益を得るのが基本だけど、市場のド素人の自分には何が伸びるのか全くわからない。証券会社の情報や、様々な

企業の情報を見てみるも、株価が下がるような情報を載せるわけがないから、どれもこれも伸びそうで手が出せずに途方にくれてしまった。

二つ目は資金があまりにも乏しかった事。
当時は貯金の20万円で株式市場に乗り込んでみたけど、いくら株式の初心者とは言っても、あまりに資金が少なすぎる。

日本どころか世界中にその名を知られた大企業の株は一株ではなく、百株単位で売買される事も珍しくない。
仮に一株2万円だとしたら、最低単位ですら200万円必要となるが、これでは一庶民にはとても手が出せない…。
これでも零細株主扱いだって話だから世の中どうなっているの?とドン引きしたよ。

以上の二つの理由と、しばらくしてITバブルの崩壊やホ○エモンの逮捕などもあって、投資に対する熱が日本中でサーッと引いて、自分もそれに合わせて資金を引き上げ株式投資から引退した。

再び株式市場に足を踏み出した矢先に…

特に利益も損失もあまりないまま、株式投資から引退してからしばらくたって2006年の年末あたりだった。
再び自分は株式投資に足を踏み入れることになる。
きっかけは長らく派遣社員だったから、大きな貯蓄がほしいという将来の不安と、前回に比べて貯金も100万円近くに増えたし、ここの会社伸びるんじゃないか?とこっそりアタリをつけた会社があった為だ。
ならば一丁、リベンジしてみますか!と思い、休眠口座を引っ張り出した。

…多分、一部の人はお察ししたかと思う。2006年と株式投資、何があったかというと、アメリカ発の金融危機、サブプライム住宅ローン危機だ。
サブプライムローンの詳細は割愛するが、大勢の投資家が大損こいたのは言うまでもないし、何より私自身もその中のひとり。
ただ大々的に報じられる直前の、最悪のタイミングで私は株式を再開してしまった。
どうしてこんな時に…と当時の悔しさは今でも夢に出て来る。

さて私がアタリをつけた会社だが、無名だけど一部のマニアからは非常に好評価で、ニッチな会社だけど業績は悪くない。復帰当初は30万円程度投資しており、ゆくゆくは増資も考えていたが、方針を転換せざるをえなくなってしまった。

ナンピン、ナンピン、またナンピン…その末路は

サブプライムローンの影響を受けたのは、自分の投資先も例外ではなかった。
株価は落下し、30万円の投資はあっという間に暴落した。
このままではいけないと一気に不安に駆られた自分は、買った債権が下がってしまった時に、行う買い増し。いわゆるナンピンを決行した。

あくまでもサブプライムローンは一過性のもの。すぐに戻るだろうという根拠のない読みと、元の価格に戻ってくれれば、買い増した分の利益は出る。
そんな読み、いや読みというよりも願いを込めてナンピンをしたんだ。

結果的にはこれが裏目で更に株価は下落。そしてここまで突っ込んでやめられず、最終的に100万円全てを、その会社以外にも株式を買って全ツッパ。
後は戻ってくれれば…その願いは叶うことは無かった。

下がる株価を毎日見るのは辛かったし、何より仕事中もベッドの中でも株価だけが気にかかり、遂には仕事で大きなミスをしてしまった。
上司から呼び出され、最近の仕事ぶりには目に余る!どうなっているんだ!と、大目玉をくらった時にようやく自分は目が覚めた。
「もうやめよう…手仕舞いにして諦めよう。」
最終的に戻ってきたのは100万円中65万円。おおよそ半額近くしか取り戻せなかった。

株の失敗は手痛い出来事だったが反省点もある

大事に貯めていた貯金を大幅に減らしてしまった二度目の株式投資。
さすが懲りたので三度目の正直で挑戦しようという意欲はもう無い。
ただ今振り返ってみれば、自分の株式投資の体験談では反省すべき点は二つあった。

一つ目は資金が乏しいという事。
最初もそうだけど、二度目の挑戦で100万円を用意したとはいっても、それでも世界中の投資家に比べたら資金はやっぱり少ない。
ちょっとでも損失が出れば強制退場も十分ありえるし、損失を抱えている事実から、精神的に不安定になることもある。
しっかりと勝負するなら相応の資金が必要な事を知っておくべきだった。

二つ目は専門知識をもったプロに依頼や相談せず、素人知識でアタリをつけた事かな。
当たり前だけど日々株式市場で戦う専門のプロがいる。
資金力にも乏しいし株式の情報にも疎い。そんな人間が株式投資で勝つための近道は、彼らの戦術を真似して勝ち馬にのるか、プロの投資信託に任せてみる。

その方が素人目線でこれは伸びると目をつけるよりも断然良かったはず。
事実、サブプライムが報道される前に、プロの投資家が新聞の経済コラムで、アメリカの住宅事情がヤバイと警告していて、この記事を知っておけばなあ…

と、頭を抱えたこともあるからね。

資金が乏しいと市場では不利、資金や情報に乏しいなら相応の戦術を取る必要がある。
投資において当然の事実を、身をもって体験させられたよ。
とは言っても、もう株式で大損こくのは御免だからやる気はないけど。

これから株に挑戦したいという人へ

株に挑戦するのは個人の自由だし止める事はしないけど、情報や資金に乏しいなら、素人読みでやるよりプロに任す方をオススメしたい。

大損こいてしくじった人間の言葉、参考にしてくれたら嬉しく思う。

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