感覚で行い、自信のあった株取引で大失敗

 そもそも株を始めたのは「もっと小遣いがほしい」といった何気ない想いからでした。当時の私は27歳で、建築会社に務めていましたが、給料は決して満足できるものではなかったのです。前々から貯金癖はあったので、貯金はある程度合ったのですが、どうしても20代はお金が出て行ってしまう事が多いので、自由に使えるお金となるとどうしても少なくなってしまうものです。そんな時に友人がしている株の話を聞いて、「そんなに簡単に儲けられるならば自分もやってみよう」といった軽い気持ちで始めたのが始まりでした。

 株を始めるにあたって貯金をある程度崩しました。当時は300万円貯金があったのですが、そのうち株投資用に90万円降ろして株に当てました。

 実際に株の口座を開設して初めて見るとその難しさに気づきました。最初に株投資をした際はほとんど株の知識がないまま始めたので、当然負けてしまいました。

 その時点でやめてしまえば後々苦しむことはなかったのですが、「友人のように稼ぎたい」といった想いから半端な知識で次から次に株を買って投資をしていきました。

 友人から助言も貰ったのですが、「株なんて勉強しないでも大丈夫だろう」といった変な思い込みがあって、友人の助言も対して当てにしなかったことは確かです。

 株の本も株を始めた当初に購入して読んでみたのですが、何だか”騙されている”氣がして読むのをすぐにやめてしまいました。「本を学んだだけで勝てるようになるならば誰でも株をしている」といった気持ちもありました。

 当時の私の考えでは「株は感性で勝つもの」といった偏見がありました。これは今更にして恥ずかしいことなのですが、当時は「自分は株に適性があって、なにもしないでも勝てる」といった確信がありました。

 実際、こういった思い込みは投資をする人はだれでも抱くもので、特に株のように何もしないでも勝ててしまうことがある投資だと特にその傾向は強いと思います。とはいえ、こういった思い込みがあると投資も破滅的な道を辿ってしまうことは当時の私には予測できませんでした。

 特に株を初めて1ヶ月程度である程度儲けられるようになってきて変な自信がついてきてしまったことは致命的でした。「なんだ、勉強しないでも簡単に儲けられるじゃないか」といったことを変に学んでしまったために、それからはますます”自分のやり方”で投資をするようになってしまいました。

 私の株のやり方を少し紹介しましょう。まず「知らない会社の株は買わない」ことを大事にしていました。知らない会社は何をしているかよくわからないですし、何だか「不安になる」からです。また、株を購入する際には少なからずその会社のことを調べたりするものですが、既に知っている会社であればそんな必要もないからです。

 また、株はデイトレードにとどめていたことも私のやり方でした。つまり、その日の内に買った株はその日の内に売るということです。私の会社は規律はルーズでしたので、休憩時間に株を買って、昼休み後に株を売るといったことをしょっちゅうやっていました。

 特に私が株を買う際に注目したのが値上がり率でした。値上がり率の高い株を買えば勝てる、といった考えが当時の私にはあり、この方針で勝てた取引は少なくありません。とはいえ、このトレードの仕方はかなりリスキーでもあります。

 実際、値上がり率の高い株ばかり買っていると「急に値が下がる」なんてことがあり、株を始めてから3ヶ月もしない内に売ることができなくなってしまった塩漬け株を50万円相当持ってしまってしました。いわゆる損切りができない人が陥る典型的な誤りなのですが、こうなると酷いもので「塩漬けになった分だけ設けないと」といった気持ちで株の投資口座に貯金を切り崩してお金を投入するようになるのが恒常化しました。また、無茶な取引もするようになりました。

 結局、210万円あった貯金のウチ、追加で120万円を投資口座につぎ込んでしまってから「これはどうにかしないといけない」といったおゆに”シラフ”に戻れました。その時点で負け総額はかなりのものになっており、軽く見て100万円以上は負けていたと思います。

 コレを機にして株は怖いものだと学習したのですが、それ以後は株を始めとした投資と名のつくものには手を出していません。それくらい手痛い負けを投資でしてしまったのです。

 このようにかなり酷い体験をしましたが、逆に若い内に投資で痛い目を見れたのは良かったとも思っています。お金がもっと貯まってから投資をしていたら更にひどいことになっていたかもしれないからです。とはいえ、投資は私のように感性で投資をしてしまう人にはオススメできません。

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